危機管理業務部 副部長
 大地 教文

 具体的なデータは把握していませんが、東日本大震災では、地震の発生に伴い多くの人が死傷していますが、発震時の対応如何により、その被害の程度が軽減できたケースが沢山あると思います。
 そして、平成25年も大きな地震はありませんでしたが、日本各地で各種事象による災害が多く発生しました。中でも、地震については、震度「5弱」以上が観測された地震が下表のとおり11回発生しており、人的被害も発生しています。

05
※クリックすると拡大します。

 災害時には、まず、自分の身を守ることが重要なことです。このため、「効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議」により、シェイクアウト訓練(「いっせい防災訓練」等と訳されています。)が提唱され、発災時の対応行動の訓練を大勢の住民の参加を得て、数多くの自治体で実施されるようになっています。
 シェイクアウト訓練は、事前に訓練参加を呼びかけ、あらかじめ日時を指定して、訓練会場は勿論、自宅、学校、職場等のいたる所で、同時に一斉に、地震の揺れから身を守る安全行動をとるというものです。
 強い揺れから身を守る安全行動として、
。庁劭錬弌(ドロップ)
■達錬孱釘辧(カバー)
HOLD ON!(ホールド・オン)

等の安全確保行動をとります。

02_安全行動の1-2-3
「The Great Japan ShakeOut」パンフレットより

 行政にとっても、訓練開始の伝達を、訓練開始時刻に合わせて放送や防災無線、可能ならば公共放送機関の協力を得て実施するなど、情報伝達という面でも絶好の訓練の場となります。
 弊社としても、シェイクアウト訓練に積極的に協力し、発災時に被害を受ける人を少しでも減らしていけるよう貢献していきたいと考えています。このため、自治体の訓練時にシェイクアウト訓練を推奨していきます。そして、事前に訓練参加を登録し、防災に関心を持って学習する市民が少しでも増えるよう、自治体に協力していきたいと思います。
 特に、小・中学校や幼稚園の生徒・児童・園児に対して、地震発生時の対応についてしっかりと教育する機会を設けることは非常に重要なことですので、是非とも各市町村等で積極的に実施していただきたいものです。