危機管理業務部 主任研究員
 和知 喜久雄

 平成28年4月14日(木)21時26分、「平成28年(2016年)熊本地震」が発災し、大きな被害をもたらしました。熊本県民や大分県民の被災状況や、自治体関係者、消防、警察、自衛隊の皆さんの活躍している映像を連日テレビで目にし、防災・危機管理に携わる弊社としても「何かお役に立つことはできないものか」との思いから、東日本大震災時と同様、熊本県での「被災地調査」が実施されることになりました。
 今回、このような大規模災害発生時において、弊社がどのような活動を実践しているのか、その一端をご紹介したいと思います。

 今回の被災地調査は、平成28年4月24日(日)〜27日(水)の4日間にわたり実施され、3名の社員が熊本県に派遣されることになりました。
 3名とも陸上自衛隊のOBで、うち2名が自治体の防災部署勤務経験者です。また、1名は、弊社での勤続年数が最長クラスの大ベテランで、訓練や研修等の支援で日本全国(時には海外)を渡り歩いている強者です。
 その者の統制下で派遣準備が行われたわけですが、この際に重視したことは以下のことです。
“鏈卉呂僚嗣韻粒様などに、絶対に迷惑をかけないこと
⊆勸の安全を確保すること
D敢困砲△燭蝓現地の皆様や関係者の方々に不信感を与えないこと
ぜ治体職員や被災住民等の生の声を出来るだけ多く集めてくること

 これらのことを重視した結果、被災地では、弊社規定の防災服を着用するとともに、ヘルメット、腕章を装着することにしました。また、備蓄食料等も常備したうえで被災地に入りました。
 特に、弊社の社員を見た被災地住民の皆様に安心していただけるよう、
‥一された服装で弊社の社名「総合防災ソリューション」を前面に出す
∨漂厖僖悒襯瓮奪箸砲蘯厂召魑載する
O咯呂法崢敢挫罅廚箸いβ腓な文字とともに社名を記載する

といったことにも留意しました。
 これにより、被災地の住民の方や自治体関係者、関係機関等の方々から不信感を抱かれるようなことは全くなかったようです(ただ、3人の鍛え抜かれた人相は別かもしれませんが…。)また、調査にも、全ての方に応じていただけたとのことでした。
 被災地調査の記録写真(の一部)をご紹介します。
07-01
< 南阿蘇村の道路被害現場の調査 >

07-02
< 南阿蘇村高野台の土砂崩れ現場で活動中の自衛隊災害派遣部隊(第44普通科連隊)の皆様と >

 こうして、4日間にわたる調査は無事に終了したわけですが、弊社に求められる最も重要なミッションは、調査の成果(現地で見聞きできた情報や肌で感じることができたこと、経験など)を、訓練・研修支援などの各種コンサル業務等にいかに生かしていくかということです。
 このため、弊社では現在、以下のことに着意し、調査結果を分析・共有するとともに、業務に反映させております。
〜桓勸が調査結果を共有(活用)できるようにすること
現地の生の声などを社員に普及(教育)し、各自の業務に確実に反映させること
自治体での勤務経験を生かし、自治体等の防災部署勤務者の皆様に役立つ成果をまとめること
こ銅治体等の実動訓練、図上訓練、防災・危機管理に係る研修等への参加者に対して成果を普及し、「災害への備え」として役立てていただくこと


 以上、簡単ではありますが、弊社が今回の熊本地震のような大規模災害が発生した際に、どのような活動を実践しているのか、その一端をご紹介させていただきました。
 なお、「熊本地震被災地調査レポート」も近いうちにアップされる予定ですので、「災害への備え」として是非ともお役立ていただければと思います。