危機管理業務部 危機管理一課長
 松並 栄治


 皆さんは、災害が発生した時の状態を念頭に置いて、自分の住んでいる町を歩いたことがありますか。普段、自分の健康管理の観点からウォーキングして町を歩き回っている人は多いと思いますが、災害発生の観点から町歩きをしている人は限られているのではと思います。
 災害が発生した場合には、自分の命は自分で守る、自分達の命は自分達で守るということが重要です。市役所や町役場に働いている人も、災害が発生した当初は被災者となり、すぐには助けに来てくれません。自分の命は自分で守る、自分で安全な避難経路を通って避難すべき場所へ避難することが必要です。

 それでは、皆さんは自分の避難すべき場所を知っていますか。しかも、地震、津波、風水害と避難すべき場所が違っている地域も少なくありません。災害の種類に応じた自分の避難すべき場所を把握しておく必要があります。
 それでは、皆さんは自分の避難すべき場所までの避難経路を決めていますか。しかも災害が発生した際に安全に通れる避難経路を決めていますか。家族に、避難行動要支援者(高齢者、障害者、乳幼児等)がいらっしゃる家庭では、その方たちのための避難経路の選定(健常者が通れても要支援者が通れない経路は沢山あります。)もしておく必要があります。

 それでは、皆さんは避難経路を歩いたことがありますか。しかも、災害が発生した時の状態を念頭に置いて、避難経路を歩いたことがありますか。
 町には、色々な種類の災害リスク(危険)が存在します。皆さんは、避難経路の選定にあたり、街歩きをして災害リスクを確認し、災害リスクの少ない比較的安全な避難経路を選定することが必要です。そうすれば、安全に避難場所に到着できる確率が数段高くなるということです。
 また、災害時に頼りになる場所が町のどこにあるのか、そこにはどの経路を使って行けばいいのかを知ることにより自分の身を守るためのサービスを受けることができるようになります。

 皆さんは、街歩きの結果を防災マップに記入したことがありますか。
 災害リスクや頼りになる場所の情報を収集したとしても、その情報を整理し、まとめておくことが必要です。それには、町の地図にその情報を書き込んで、いざという時にはその防災マップを使って避難するということです。
 次に、街歩きをする時に、どのような場所・物をチェックすべきか、下の表に一例を記述します。
04 防災マップ記入内容

 次に、防災マップの一例を記述します。
04 防災マップ例

 皆さんも、自分の命を守るために「街歩き」や「防災マップの作成」をしてみてはどうですか。一人でつまらない人は、近所や町内会の人を誘ってみてはどうですか!