株式会社総合防災ソリューション 代表取締役社長
 菊地 政已


 令和2年(2020年)も年の瀬となりましたが、皆さんはこの一年どのように過ごされましたでしょうか。
 昨年末、中国武漢市において発生した新型コロナウイルスに関連した感染症は世界中に感染が広まり、多くの地域では現在も感染拡大が続いている状況にあります。我が国においても全国に拡大し、新規感染者数は過去最多の水準が続いており、引き続き最大限の警戒が必要な状況にあります。特に、北海道や首都圏、関西圏、中部圏を中心に連日多数の新規感染者の発生が続いています。また、これまで大きな感染が見られなかった地域で感染拡大の動きが見られ、気温の低下など感染増加の要因も強まると考えられる中、現在、感染拡大が生じていない地域でも感染の拡大が生じうる可能性があり、警戒が必要とされています。国、地方自治体や企業等においてはできる限りの対策が取られているところですが、それ以上に、私たち一人ひとりが真剣にこの状況を認識し、感染防止のための取り組みをしっかり行うことが大切です。
 一刻も早い、新型コロナウイルス感染症の収束を祈るばかりです。
 一方、昨年は日本各地で小規模の地震や阿蘇山等の小規模噴火、6月から10月にかけては台風の度重なる襲来により全国的な風水害に見舞われました。特に台風15号では千葉県に、台風19号では東京を含む東日本で大規模の被害が発生しました。今年は台風による被害はなかったものの、7月豪雨では熊本県をはじめ九州、中部、東北地方にわたり広い地域で豪雨災害による甚大な被害が発生しました。また、12月には豪雪により、関越自動車道の車両内閉じ込めなどが発生しました。
 災害はいつ起こるかわかりません。災害が起こる度に思うことですが、「まさかここで災害が」と、住民、自治体ともに油断があり、その結果として“自らの命は自分で守る”“地域は皆で守る”という強い決意と、“こうすれば住民の命を守り、犠牲を最小限に抑えることが出来る”という確信を持った防災対策がとられてこなかったことを物語っているように思います。
 そんな中にあって、本年も国・地方自治体を中心に、全国各地で訓練・研修等や避難所開設・運営訓練、講演・講義など数多く支援させていただきました。また、昨年11月に引き続き、防災・危機管理研修・訓練の企画・運営のやり方や計画作成の一例の提示し、実施のノウハウなど自治体職員及び地域の防災リーダーの手引きとなることを願い、「防災危機管理研修・訓練のノウハウ」を上梓しました。ぜひご一読ください。
 来年も早々から、国、地方自治体及び地域レベルの、大規模な訓練から地域等に特化した研修(講演)等の事業が始まりますが、「創造とたえざる挑戦」を合言葉に、これら訓練・研修等支援を行って参ります。
 末尾になりますが、本年も「危機管理Blog」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。
 来年は本年以上に、防災・危機管理に係る有益な情報等を皆様に提供できるよう社員一同努めて参りますので、来年も変わらぬお引立てのほど何卒宜しくお願い申し上げます。
皆様にはくれぐれもご自愛のうえ、ご家族様ともども良い新年を迎えられますことを心より祈念しております。
除夜の鐘