危機管理業務部 主任研究員 岩澤 央夫
平成23年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所は、東北地方太平洋沖地震とこれに伴う津波に被災し、極めて重大で広範囲に及ぼす原子力事故が発生しました。
この事故後、万が一、原子力施設で事故が発生し、原子
身近な危機管理
「体験型防災センター」が面白い!
危機管理業務部 研究員 在原 真次
私事ですが、趣味でよく博物館や動物園を巡っています。昨今の博物館などは、難しい事柄をただ展示しているだけでなく、「体験型」を重視しているように感じます。
少し古い事例ですと、旭川動物園の行動展示、しながわ水族館のトン
大規模災害時の通信について考える
危機管理業務部 研究員 陣内 紀匡
災害時、身近にある電話の中で最も通じやすいのは、「公衆電話」だということを皆さん知っていましたか?
2004年の新潟県中越地震発生時は、公衆電話が減少していたため被災住民に不便となったことや、2008年の岩手・宮城内
優先席に見る危機管理
危機管理業務部 主任研究員 大木 健司
私は、主に地下鉄を利用して通勤しています。地下鉄に限らず、ほとんどの公共交通機関には「優先席」が設けられていますが、この優先席でスマホや携帯電話を使用している人が多いと常々感じています。
目の前に、腰の曲がったお
人命救助の基本について考える(その2)
危機管理業務部 研究員 戸浪 豊
※「人命救助の基本について考える(その1)」のつづき。
「その1」は、2015年1月13日付の記事を参照ください。
今回は、私の体験談をご紹介しながら、「人命救助の基本」についてまとめてみたいと思います。
私は元自衛
人命救助の基本について考える(その1)
危機管理業務部 研究員 戸浪 豊
以前、出勤の途中、駅に着いて電車から降りると、女性が倒れているのが見えました。その時は、既に何人もの人が声をかけていましたし、既に駅員も駆け付けていました。また、本人にも意識があることが確認できたので、「私の出番は無い」
身近な危機管理
危機管理業務部 研究員 陣内 紀匡
平成26年は自然災害などが比較的多い年で、被害も甚大であったと思います。冬の豪雪、夏の土砂災害、火山の突然の噴火、11月22日の長野県北部での震度6弱の地震など、いつ、どのような場所でも災害及び危険はやって来るものであ
安全と安心〜家庭における危機管理を考える〜
危機管理業務部 主任研究員 吉田 勝美
【始めに】
「安全と安心※」という言葉が使われようになってから久しいものがあります(※日本で最初に使われたのは、平成13年8月30日付の農林水産省「食料の安定供給と美しい国づくりに向けた重点プラン」の「安全安心で良
危機は、いつでも、どこにでも(その3)
危機管理業務部 主任研究員 井坂 敏之
※「危機は、いつでも、どこにでも(その2)」のつづき。
「その2」は、2013年9月17日付の記事を参照ください。
私の回では、「日常生活において危機管理の視点を持つことの重要性」をテーマに考えてみたいと思います
危機は、いつでも、どこにでも(その2)
危機管理業務部 主任研究員 井坂 敏之
※「危機は、いつでも、どこにでも(その1)」のつづき。
「その1」は、2013年5月27日付の記事を参照ください。
私の回では、「日常生活において危機管理の視点を持つことの重要性」をテーマに考えてみたいと思います