危機管理業務部 危機管理二課長 松田 拓也
今般の新型コロナウィルスのような感染症の流行下において自然災害が発生した場合、避難所では、換気やパーティションの設置など3密(密閉、密集、密接)を避けるための工夫が求められています。政府や自治体でも感染症下に
原子力
第3種放射線取扱主任者講習
危機管理業務部 主任研究員 岩澤 央夫
私は昨年度、某県の原子力防災基礎研修業務を担当することになりました。実習に使用するアルファ線、ベータ線及びガンマ線の線源が資機材に記載されており、その管理、取扱いに「放射線取扱主任者」の資格を有する者が必要となり、
柏崎刈羽原子力発電所を見学して感じたこと
危機管理業務部長 澤野 一雄
2018(平成30)年3月下旬、柏崎刈羽原子力発電所と発電所周辺地域の避難所や特別養護老人ホームなどを見学する機会がありました。
今回は、その時に感じたことなどを記載したいと思います。
【 新潟県の柏崎市と刈羽村にまたがっ
初めての原子力防災(情報伝達要領の確立)
危機管理業務部 主任研究員 松田 拓也
前回の記事「初めての原子力防災」では、原子力防災は情報提供が上手く出来るかが重要なポイントであるということを書きました。
今回は、情報提供を行う上での地域における課題の一例をご紹介したいと思います。
昨年、ある
危機管理の世界へ復帰して1年、思い出あれこれ!
危機管理業務部 主任研究員 前之園 敏雄
早いもので、危機管理の世界に復帰して2年目を迎えております。
このブログに初めて投稿したのがちょうど昨年の今頃だったかと思いますが、今回は、この1年を振り返り、業務等を通じて感じたことなども踏まえ、思い出を綴っ
初めての原子力防災
危機管理業務部 主任研究員 松田 拓也
暑い日が続いていますが、体調などくずされていないでしょうか?
私は東北育ちなもので、東京の蒸し暑さにはいまだに慣れることができません。早く涼しくならないものかと心待ちにしています。
さて、今回は原子力防災で注意
文明の発達と危機
危機管理業務部 副部長 大地 教文
文明の発達に伴って、世の中はどんどん便利になっています。
江戸時代の乗り物のスピードは、最も速い「馬」でもその速度は40km/h程度(現代の競走馬で60〜70km/h)、普通は、自分の足で歩いて移動をしていたと思いま
身の周りにおける「想定外」への心構え
危機管理業務部 防災課長 岩崎 健次
東日本大震災の課題・教訓の一つとして、「想定外の」想定が提起されました。
今回の震災は、千年に一度という「海溝型地震」に伴う津波が「十分準備したと考えた防潮堤」を遙かに超えたことや、被災地の自治体や海岸周辺の住民が
災害対応に求められる「想像力」と「構想力」
危機管理業務部 部長 山本 忠雄
自治体(行政)が災害対応を適時適切に行うためには、「想像力」と「構想力」が必要であると思う。
想像力とは、どのようなことが起こるか、すなわち、どの程度の被害が発生し、住民の生活や社会全体の状況がどのようになり、住民の生
東日本大震災の特徴から防災体制の整備を考える(その4)−職員や施設の被害及びライフラインの障害等により被災自治体の行政機能が不全に陥ったこと
危機管理業務部 部長 山本 忠雄
※「東日本大震災の特徴から防災体制の整備を考える(その3)」のつづき。
「その3」は、2011年9月12日付の記事を参照ください。
私が東日本大震災の特徴の3番目に挙げたのは、「職員や施設の被害及びライフラインの障害等