危機管理業務部 主任研究員
 辻 忠志

 私は、6年前に自衛隊を定年退官し、その後6年間は某商社に勤め、今年の7月1日に弊社に入社しました。今まさに「新入社員」として、一から防災に関する知識・技能等を勉強し直しているところです。
 弊社が出版している各種の書籍、あるいは国、地方自治体の防災に関する資料等を見ると、自分自身の防災に対する考え方が如何に未熟であったかということを痛感させられると同時に、危機管理の最後の砦たる自衛隊で勤務してきたにも関わらず、勉強不足な面が沢山あった自分自身が大変恥ずかしく感じております。

 よく「天災は忘れたころにやってくる」と言いますが、いまや「天災は近いうちに必ずやってくる」と言われるようになりました。
 そのような中で、国や地方治自体は、東日本大震災の教訓等を踏まえ、防災計画等を見直しています。我々個人も、日頃から予防対策に努め、如何に被害を最小限にくい止めるかということを考える必要があると思います。
 そのためには、家庭における予防対策として、家庭内の備蓄等については、最低3日分の食料品等の備蓄、非常持出品の準備。家屋の安全対策としては、家具等の転倒及び落下物の防止対策、家屋周辺(ブロック塀、排水溝の日常的な清掃等)の防災対策、家族防災会議の奨励。高層建物(マンション)の防災対策としては、玄関ドアの解放、エレベーターの停止への対応等に気を配る必要があります。

 私自身、正直申し上げて、弊社に入社するまでは災害等についてはあまり関心がありませんでしたが、最近は、テレビ等でこの種の番組を放映していると非常に関心を持つようになりました。
 先日、BS放送で「減災、巨大地震を生き抜くための10の方法」という特集があり、その内容は以下のとおりでした。
仝鼎ぬ畋そ斬陲任蓮■嘘に留まらない。
家の中は常に整理整頓
水、食料品等の備蓄品は多めに
そ个ける時も常に震災に備える(携行品として防災グッズを)
セ劼匹發砲盡査劼砲弔い討寮気靴っ亮韻
γ楼茲覗反イ鮑遒蝓∀帯意識を高める
地域の防災情報は自ら取りに行く
┷匈欧剖い家(スマートハウス)に住む
正しい知識で素早く逃げる(地震が1分以上続いたら津波の可能性大)
自助:共助:公助=7:2:1(自分の命は自分で守る)


 特に気になるのは、Δ痢地域で組織を作り、連帯意識を高める」ということです。
 私はマンションに住んでいますが、管理組合はあるものの、自治会はありません。したがって、防災については、消防訓練があるくらいで他は何もありません。いざ被災したらどのようになるだろうか?と思います。恐らく住人の方の中には、避難所について知らない人もいると思います。
 先日、首都圏の某自治体の避難所訓練を支援する機会があり、そこで住民の方々が真剣に訓練に取り組んでおられる姿を見て、やはりこのような訓練をやっておかないと、いざという時にどうして良いか分からないだろうと実感し、共助の必要性と重要性を痛感した次第です。
避難所訓練
< 避難所訓練時の様子 >

 防災に関する様々な書籍等を読んでも、だいたい同じような事が書かれていると思います。あとはこれを如何に実践するか、如何に準備をしているか、如何に訓練をやっているかということに尽きると思います。
 弊社は、自治体・企業等の防災・危機管理に関する各種事業(訓練等)をご支援する会社です。入社したばかりでまだまだ微力ではありますが、一人でも多くの人が災害による被害を免れるよう、今後も日々精進して参りたいと思います。