株式会社総合防災ソリューション 代表取締役社長
 菊地 政已


 令和3年(2021年)も年の瀬となりましたが、皆さんはこの一年どのように過ごされましたでしょうか。
 一昨年末、中国武漢市において発生した新型コロナウイルスに関連した感染症は世界中に感染が広まり、新たな変異株も発生し、多くの地域で現在も感染拡大が続いている状況にあります。我が国においては本年6月下旬から始まった新型コロナ感染症第5波は8月20日に過去最多の新規感染者数を記録しましたが、それ以降減少に転じ現在に至っています。しかし、11月に入り、新規変異株「オミクロン株」が南アフリカにおいて発見され、現在、日本を含め、世界各地に拡大していることから、引き続き最大限の警戒が必要な状況にあります。特に、日本ではこれから年末年始時期となり、人の往来も多くなり、感染の急激な拡大が懸念されます。国、地方自治体や企業等においては第5波の教訓を生かし、できる限りの対策が取られはじめているところですが、それ以上に、私たち一人ひとりが真剣にこの状況を認識し、感染防止のための取り組みをしっかり行うことが大切です。
感染症の終息までには長い年月がかかります。一人ひとり「新たな働き方や生活様式等」を受入れ、感染症と向き合っていく心構えが必要です。

 一方、昨年は台風による被害はなかったものの、7月豪雨では熊本県をはじめ九州、中部、東北地方にわたり広い地域で豪雨災害による甚大な被害が発生しました。今年は7月静岡県熱海市の土砂災害や8月11日からの大雨災害では大きな被害が発生しました。その他、台風被害や各地での地震など多発しましたが、大きな被害はありませんでした。

 コロナ禍にあっても、災害は起こりますし、いつどこで起こるかわかりません。本年も国・地方自治体を中心に、全国各地で訓練・研修等や避難所開設・運営訓練、講演・講義など数多く支援させていただきました。研修や訓練を通じ、「災害に備える」ことの大切さや「災害時には訓練していないことはできない」ことなどを訴えて参りました。
 また、昨年9月に、防災・危機管理研修・訓練の企画・運営のやり方や計画作成の一例の提示し、実施のノウハウなど自治体職員及び地域の防災リーダーの手引きとなることを願い、「防災危機管理研修・訓練のノウハウ」を上梓しました。ぜひご一読ください。

 来年も早々から、国、地方自治体及び地域レベルの、大規模な訓練から地域等に特化した研修(講演)等の事業が始まりますが、「創造とたえざる挑戦」を合言葉に、これら訓練・研修等支援を行って参ります。

 最後になりますが、本年も「危機管理Blog」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。
 来年は本年以上に、防災・危機管理に係る有益な情報等を皆様に提供できるよう社員一同努めて参りますので、来年も変わらぬお引立てのほど何卒宜しくお願い申し上げます。
 皆様にはくれぐれもご自愛のうえ、ご家族様ともども良い新年を迎えられますことを心より祈念しております。
除夜の鐘のイメージ4