危機管理業務部 研究員 坂上 栄一 これまで自治体等の災害対策本部運営図上訓練を支援し、また、その訓練計画を作成していく中で、自治体が作成する地域防災計画における災害時の対策本部の編成が、自治体毎にそれぞれ異なっている(例えば、名称が異なる、本部内に連な
計画・マニュアル等
「タイムライン(防災行動計画)」について考える(その2)
危機管理業務部 主任研究員 福島 聡明 ※「「タイムライン(防災行動計画)」について考える(その1)」のつづき。 「その1」は、2018年7月30日付の記事を参照ください。 前回は、「タイムラインの概要等」についてご紹介しました。 タイムラインは、災害
「タイムライン(防災行動計画)」について考える(その1)
危機管理業務部 主任研究員 福島 聡明 皆さんは、「タイムライン」という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。 近年、ゲリラ豪雨に代表されるように、雨の降り方ひとつをとってみても、局地的かつ集中的な状況が起こることも珍しくなく、また、ひとたび災害
「地区防災計画制度」を知っていますか?
危機管理業務部 主任研究員 松田 拓也 今回は、本年度から施行された「地区防災計画制度」について触れてみたいと思います。 ①地区防災計画制度について 従来は、国レベルの防災計画である「防災基本計画」、及び都道府県や市町村レベルの防災計画である「地域防災
「防災体制整備のための行動計画の作成」のすすめ
代表取締役社長 山本 忠雄 私は、昨年から神奈川県の某市の防災会議専門委員を委嘱されている。 これまでに実施した活動としては、防災会議への参加、防災・危機管理部署の求めに応じた業務の進め方についての意見具申、市職員に対する防災に関する講演や災害対策本部
訓練の評価・検証計画の作成
危機管理業務部長 下川邊 哲三 訓練は何らかの目的をもって実施されます。その目的がどの程度達成されたかを評価することは極めて重要です。 自治体等の職員や防災・危機管理担当者は、意識的に評価されることを嫌うようであるし、評価の意識についての認識が薄いとも
効果的な応急対策活動に資する情報収集項目設定の重要性
危機管理業務部 副部長 下川邊 哲三 図上訓練における情報活動において、「自ら情報を取りに行くことが少ない」、「積極的な情報収集活動が見られなかった」等の課題や反省をよく聞きます。 これは、下部組織等からの報告義務を当然視する風潮から、出先機関や他機関