危機管理業務部 主任研究員 吉田 勝美 ※「古典に見る危機管理(その1)」のつづき。 「その1」は、2015年8月31日付の記事を参照ください。 【はじめに】 前回のブログ(「古典に見る危機管理(その1)」)では、地震が古典においてどのように記述されて
クロノロジー
古典に見る危機管理(その1)
危機管理業務部 主任研究員 吉田 勝美 【はじめに】 私事で大変恐縮なのですが、以前から古事記や日本書紀に興味があり、幾度となくその物語性に驚きや感動を覚えていますが、危機管理に携わるようになってから読み直してみると、地震や噴火等について記されている箇所
方丈記に見る災害記録(その2)
危機管理業務部 研究員 松並 栄治 ※「方丈記に見る災害記録(その1)」のつづき。 「その1」は、2015年5月25日付の記事を参照ください。 前回は方丈記に記載された「大火」と「竜巻」についてご紹介しましたが、今回は「飢饉」と「地震」についての記述を
方丈記に見る災害記録(その1)
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 清少納言の「枕草子」、鴨長明の「方丈記」、吉田兼好の「徒然草」は、日本三大随筆と呼ばれています。 随筆とは、言わば日記みたいなものですが、「方丈記」に関しては、他の2冊とは異なる大きな特徴があり、それは、飢饉や地