危機管理業務部 主任研究員 安藤 正一 以前、読売新聞朝刊の「気になる値」という欄で、「家庭での防災対策費」という記事が掲載されているのを目にしました。 その概要はというと、「住友生命が2017年12月に、全国の男女1,000人を対象に行った防災に関す
想定外
沿岸部の空港は津波に脆弱!?
危機管理業務部 危機管理一課長 松並 栄治 最近、南海トラフ巨大地震が発生した場合の自治体の訓練を支援する機会が増え、南に向かう旅客機に乗ることが多くなりました。 昨年度は、高知県、宮崎県、大分県、福岡県、沖縄県へ行く機会があり、羽田空港を離陸して各空
津波の高さをイメージしておくことの重要性
危機管理業務部 危機管理一課長 松並 栄治 東日本大震災において、大津波により甚大な被害が発生したのは記憶に新しいところです。西日本においても、南海トラフ巨大地震の発生が予期され、ハード面・ソフト面の対策がなされていますが、東日本大震災において言われた「
災害から逃れるために(その2)
危機管理業務部 主任研究員 大木 健司 ※「災害から逃れるために(その1)」のつづき。 「その1」は、2017年2月6日付の記事を参照ください。 前回に引き続き、災害から逃れる方法について考えてみます。 前回述べた水害や土砂災害のように、梅雨や台風な
「失われた島」の伝説から「想定外」について考える
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 以前、大分県総合防災訓練(図上訓練)の支援業務を担当したのですが、主務として訓練の計画を作成するにあたり、大分県の事をよく知っておく必要があるため、インターネット等で大分県に関する様々な情報を収集しました。 その
「平成28年熊本地震」現地調査レポート〜被災地で「備え」について考えたこと〜(その11)終
代表取締役社長 山本 忠雄 ※「「平成28年熊本地震」現地調査レポート〜被災地で「備え」について考えたこと〜(その10)」 のつづき。「その10」は、2016年10月24日付の記事を参照ください。 平成28年4月27日(水) 南阿蘇〜福岡空港〜東京
「平成28年熊本地震」現地調査レポート〜被災地で「備え」について考えたこと〜(その1)
代表取締役社長 山本 忠雄 平成28年4月14日(木)21時26分、熊本県益城町を震源とするマグニチュード(M)6.5の地震が発生、さらに16日にはM7.3、最大震度7のさらに大きな地震が発生し、被害を拡大させました。 このたびの地震で被災された方々に、
新幹線の被害想定に見る「最悪な状況」を想定した対策の重要性
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 新幹線の事故として記憶に新しいものとしては、2015年6月、新横浜〜小田原間を走行していた東京発・新大阪行き「のぞみ225号」の社内で、71歳の男がガソリンをかぶりライターで火を着け炎上、男と巻き添えとなった女性が
防災訓練の部外委託のすすめ
危機管理業務部長 山本 忠雄 弊社は、政府や都県、区市などの自治体の防災訓練の企画・運営や地域防災計画の作成などの支援をしているが、その中で防災担当者の悩みや防災上の問題点を伺い、また、訓練等の現状を直に見て、「このままで良いのだろうか」と憂いを深くする
身の周りにおける「想定外」への心構え
危機管理業務部 防災課長 岩崎 健次 東日本大震災の課題・教訓の一つとして、「想定外の」想定が提起されました。 今回の震災は、千年に一度という「海溝型地震」に伴う津波が「十分準備したと考えた防潮堤」を遙かに超えたことや、被災地の自治体や海岸周辺の住民が