危機管理業務部 主任研究員 須田 俊彦 私は弊社入社後、令和元年度から、防災・危機管理教育の課目「防災訓練計画作成」を担任し、全国各地の駐屯地などで教育を実施しました。 かく言う私も、定年退職の4か月前に、平成24年度後期防災・危機管理教育(H24.11.12〜
教育
「体験型防災センター」が面白い!
危機管理業務部 研究員 在原 真次 私事ですが、趣味でよく博物館や動物園を巡っています。昨今の博物館などは、難しい事柄をただ展示しているだけでなく、「体験型」を重視しているように感じます。 少し古い事例ですと、旭川動物園の行動展示、しながわ水族館のトン
日本版国立危機トレーニングセンター(仮称)について
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 災害が発生した場合において迅速かつ的確な災害対策を行うことができるかどうかは、ひとえに、それを実際に行う防災担当職員の能力に依るところが大きいといえます。 その能力向上を図るためには、防災に関する教育訓練が必要で
防災リーダーの育成について
危機管理業務部 主任研究員 秋山 隆雄 先日、某自治体の「防災リーダー」の育成支援事業に携わることができました。東日本大震災から、市町村では町会から選出された方々を対象に、防災リーダーを育成しているところが多くなっているように思います。 今回ご支援した
災害対応の経験知の蓄積体制
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 前回は、「災害エスノグラフィーの聞取り調査」について、時間の経過とともに失われていく過去の災害の記録を形式知化し、災害対応の経験知として蓄積するとともに、教訓として活用するためには、災害エスノグラフィーは有効な手段
訓練の評価・検証計画の作成
危機管理業務部長 下川邊 哲三 訓練は何らかの目的をもって実施されます。その目的がどの程度達成されたかを評価することは極めて重要です。 自治体等の職員や防災・危機管理担当者は、意識的に評価されることを嫌うようであるし、評価の意識についての認識が薄いとも
自治体職員訓練−継続は力なり−
危機管理業務部 主任研究員 菊池 政己 私は、平成21年8月に自衛隊を定年退職し、某自治体の危機管理室参事として勤務することになりました。 私に与えられた任務の一つに、職員に対する研修(教育)の企画及び実施業務がありました。具体的には、私が自衛官時代に
防災の主流化と学校における防災教育
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 東日本大震災の発災以降、「防災の主流化」という言葉をよく耳にするようになってきました。 「あらゆる事業に対して「防災・減災」というフィルターを通して総点検を実施し、必要な人・物・金等の資源を割り当てて「防災の主流
日頃からの準備の必要性
危機管理業務部 副部長 下川邊 哲三 これは、私が電車内で耳にした、同じ会社に勤務していると思われる若い男女の会話です。 (若い女性) 「この前も、会社の中で私一人になり何もわからなくて困りました(4月に入社した人と思われる)。」 (若い男性) 「俺も着任