危機管理業務部 主任研究員 安藤 正一 以前、読売新聞朝刊の「気になる値」という欄で、「家庭での防災対策費」という記事が掲載されているのを目にしました。 その概要はというと、「住友生命が2017年12月に、全国の男女1,000人を対象に行った防災に関す
減災
災害大国日本で生き延びるために
危機管理業務部 研究員 安藤 正一 今年の5月中旬に「津波はまた来る」というドキュメンタリー番組が放映されていました。この番組によると、約21,000人の犠牲者を出した1896年の明治三陸津波以降、我が国では100名以上の死者・行方不明者を出した津波が平
韓国旅客船「セウォル号」沈没事故にみる危機管理
危機管理業務部 副部長 大地 教文 2014年4月16日(水曜日)午前8時55分頃、仁川港から済州島に向かっていた、乗客・乗員476名を乗せた韓国の旅客船セウォル号が遭難信号を発信し、大韓民国屏風島沖において転覆し、沈没しました。 < 旅客船のイメージ写
「シェイクアウト訓練」の必要性
危機管理業務部 副部長 大地 教文 具体的なデータは把握していませんが、東日本大震災では、地震の発生に伴い多くの人が死傷していますが、発震時の対応如何により、その被害の程度が軽減できたケースが沢山あると思います。 そして、平成25年も大きな地震はありま
住民避難シリーズNo.7「被害軽減のために執るべき対策」
危機管理業務部 主任研究員 椿山 巖 ※「住民避難シリーズNo.6」のつづき。 「No.6」は、2013年11月12日付の記事を参照ください。 災害時において「住民避難」は、とても重要なテーマの1つです。「いかに住民を避難させるか」は、「いかに被害を軽減す
日本版国立危機トレーニングセンター(仮称)について
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 災害が発生した場合において迅速かつ的確な災害対策を行うことができるかどうかは、ひとえに、それを実際に行う防災担当職員の能力に依るところが大きいといえます。 その能力向上を図るためには、防災に関する教育訓練が必要で
災害対応の経験知の蓄積体制
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 前回は、「災害エスノグラフィーの聞取り調査」について、時間の経過とともに失われていく過去の災害の記録を形式知化し、災害対応の経験知として蓄積するとともに、教訓として活用するためには、災害エスノグラフィーは有効な手段
防災の主流化と学校における防災教育
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 東日本大震災の発災以降、「防災の主流化」という言葉をよく耳にするようになってきました。 「あらゆる事業に対して「防災・減災」というフィルターを通して総点検を実施し、必要な人・物・金等の資源を割り当てて「防災の主流
総合防災ソリューションに入社して
危機管理業務部 主任研究員 辻 忠志 私は、6年前に自衛隊を定年退官し、その後6年間は某商社に勤め、今年の7月1日に弊社に入社しました。今まさに「新入社員」として、一から防災に関する知識・技能等を勉強し直しているところです。 弊社が出版している各種の書