代表取締役社長 山本 忠雄 政府や自治体においては、災害が発生した場合には、上司への報告や報道機関等への情報提供のために、被害状況やそれへの対応等が文書としてまとめられることがある。特に、地震等の大規模災害が発生し、災害対策本部を設置して対応した場合にお
災害対応
災害対応の経験知の蓄積体制
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 前回は、「災害エスノグラフィーの聞取り調査」について、時間の経過とともに失われていく過去の災害の記録を形式知化し、災害対応の経験知として蓄積するとともに、教訓として活用するためには、災害エスノグラフィーは有効な手段
災害対策基本法の改訂と防災関係者への期待
危機管理業務部 防災課長 岩崎 健次 1 災害対策基本法の2段階の改訂 政府は、東日本大震災の経験から得た数々の教訓から、災害対応の法的基盤である「災害対策基本法(以下「災対法」という。)」の改訂作業を行ってきており、緊急に措置を有するものについては、既
「防災の主流化」ってなぁに?
取締役(危機管理業務担当) 山本 忠雄 「防災の主流化」という言葉を目にした。私にとっては初めて見る言葉である。違和感を覚えたのでネットで検索してみた。 財団法人国土技術研究センターの河川政策グループ研究主幹の園田敏宏さんが、「JICE REPORT vol.22/2
災害予防と災害応急対策について
危機管理業務部 防災課長 岩崎 健次 災害対策基本法の目次体系は、組織、計画に次いで災害予防と災害応急対策、災害復旧さらに災害金融措置、災害緊急事態の章から構成されています。 特に、「災害予防」、「災害応急対策」、「災害復旧」は、防災の基本的3要素とし
防災訓練の部外委託のすすめ
危機管理業務部長 山本 忠雄 弊社は、政府や都県、区市などの自治体の防災訓練の企画・運営や地域防災計画の作成などの支援をしているが、その中で防災担当者の悩みや防災上の問題点を伺い、また、訓練等の現状を直に見て、「このままで良いのだろうか」と憂いを深くする
総合防災ソリューションに入社して
危機管理業務部 主任研究員 辻 忠志 私は、6年前に自衛隊を定年退官し、その後6年間は某商社に勤め、今年の7月1日に弊社に入社しました。今まさに「新入社員」として、一から防災に関する知識・技能等を勉強し直しているところです。 弊社が出版している各種の書
災害対応に求められる「想像力」と「構想力」
危機管理業務部 部長 山本 忠雄 自治体(行政)が災害対応を適時適切に行うためには、「想像力」と「構想力」が必要であると思う。 想像力とは、どのようなことが起こるか、すなわち、どの程度の被害が発生し、住民の生活や社会全体の状況がどのようになり、住民の生
新入社員の雑感
危機管理業務部 主任研究員 松並 栄治 平成24年4月に『株式会社 総合防災ソリューション』に入社し、早3か月が過ぎました。 新入社員の乗り越える3日、3週間、3か月、3年の三つ目のハードルを越えようとしている時期ですが、改めてこの時期に、私の雑感を踏ま
自衛官に訓練を教える!?
危機管理業務部 主任研究員 大地 教文 自衛隊を定年退職し、自治体等において防災・危機管理の業務を仕事として就職を希望・予定している陸海空の自衛官を対象として、「防災・危機管理研修」が陸上自衛隊仙台駐屯地において実施されました。 この研修は、自衛隊の援護