危機管理業務部 研究員 在原 真次 今回は「防災訓練参加」について紹介します。 近年、数々の災害の発生により、自治体や自治会主催の防災訓練が多くなっているようです。私の住んでいる所も、周辺自治体の防災訓練や自治会主催の防災講習会が盛んにおこなわれてい
自主防災組織・住民等
社会環境の変化と防災
危機管理業務部 主任研究員 廣塚 雅史 平成7年の阪神・淡路大震災を契機に、行政における消防力・防災力の強化と並行して、住民による自主防災組織の育成が防災行政の重要項目に据えられることとなりました。 各自治体においては、阪神・淡路大震災以降の大規模災害
「災害関連死」の防止について
危機管理業務部 主任研究員 大木 健司 2016年4月の熊本地震では、多くの「災害関連死」が発生しました。 マスコミの報道等によりますと、熊本地震による災害関連死と認定された死者は、発生2年後の平成30年4月14日現在、212人と死者全体の約8割に及ん
「避難行動要支援者」の避難支援について
危機管理業務部 主任研究員 大木 健司 少し古い資料からの引用になりますが、内閣府防災担当の「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組」(平成25年8月)によると、「東日本大震災においては、被災地全体の死者数のうち65歳以上の高齢者の死者数は約6割で
みずる(MSEL)ゲーム型避難所訓練の紹介(その2)
危機管理業務部 主任研究員 比留間 治郎 前回(その1)は、皆さんに「みずる(MSEL)ゲーム型避難所訓練」の概要についてご紹介させていただきました。 多くの方から、なぜ平仮名の「みずる」という言葉を使ったのですか?という声が寄せられました。 MSE
みずる(MSEL)ゲーム型避難所訓練の紹介(その1)
危機管理業務部 主任研究員 比留間 治郎 本日は皆さんに「みずる(MSEL)ゲーム型避難所訓練」をご紹介します。 弊社はかねてから、区市町村や都道府県の行う避難所訓練の支援を行っているところですが、その訓練の形態は支援する地方自治体の環境や特性によって
地震など、自然災害への備えは大丈夫ですか?
危機管理業務部 主任研究員 安藤 正一 以前、読売新聞朝刊の「気になる値」という欄で、「家庭での防災対策費」という記事が掲載されているのを目にしました。 その概要はというと、「住友生命が2017年12月に、全国の男女1,000人を対象に行った防災に関す
「津波避難訓練」の重要性について
危機管理業務部 シニアアドバイザー 大地 教文 東日本大震災では、津波による被害が非常に多かったという印象を持っている方が多いと思います。 総務省消防庁が発表している東日本大震災の最新報(第156報、平成29年9月8日)における被害状況では、死者19,5
災害大国日本で生き延びるために
危機管理業務部 研究員 安藤 正一 今年の5月中旬に「津波はまた来る」というドキュメンタリー番組が放映されていました。この番組によると、約21,000人の犠牲者を出した1896年の明治三陸津波以降、我が国では100名以上の死者・行方不明者を出した津波が平
「タイムライン(防災行動計画)」について考える(その2)
危機管理業務部 主任研究員 福島 聡明 ※「「タイムライン(防災行動計画)」について考える(その1)」のつづき。 「その1」は、2018年7月30日付の記事を参照ください。 前回は、「タイムラインの概要等」についてご紹介しました。 タイムラインは、災害